Kureha Kano’s diary

Things I thought or experienced on the day

11/19 "Buy Nothing Project" (バイ・ナッシング・プロジェクト) 無買プロジェクト

シアトルに来てから気づいたこと。

それは、こっちの人は、買い物をする時に店の品物の品質だけではなく、その店の製造工程や経営者の人柄まで考えて買い物をする人がいるということ。日本にもそういう人はいるかもしれませんが、いままで会ったことはありませんでした。

そういう人たちは、「大手のデパートや有名ブランドは、人件費の安い国で、ちっぽけな給料で現地の人を雇い、奴隷のように扱って働かせている」と言って、そういう店で買い物をすることをとても嫌います。

 

そんな人たちが行っているプロジェクト、それが"Buy Nothing Project"です。

不要になった服や家具などを、売ったり捨てたりせずにFacebookなどネット上で写真とともに投稿し、無料で欲しい人にあげる、というプロジェクトです。

Buy Nothing Project | Buy Nothing, Give Freely, Share Creatively

友人がこのプロジェクトを教えてくれたので、私もメンバーになりました。

 

そして昨日、新品同様のブーツが"Buy Nothing Project"のFacebookページに投稿されており、ちょうど私のサイズだったので、一番乗りで「欲しいです!」とコメントしました。他にも何人か名乗り上げていたので、ゲットできるかどうか、ちょっと心配でした。

そのあと持ち主から連絡があり、試着してみるかと聞かれたので、都合の良い時間を伝え、その人のおうちにお邪魔することになりました。試着してみると、まるで私のために作られたかのようにぴったりとフィットするのです。「あ、シンデレラがガラスの靴を履いた時ってこんな感じだったのかな」とか思ってしまいました。

持ち主に、ぴったりであることを伝え、何度もお礼を言ってから、ブーツとおまけの靴を頂いて帰りました。

この"Buy Nothing Project"では、一番に名乗り上げたからと言ってもらえる訳ではありません。人によって決め方は違いますが、人によっては、順番に関係なく持ち主があげたいと思った人にあげる事があったり、公平を期すためにランダムに名乗りあげた人の中から選ぶこともあります。

今回は、運良く頂くことができました。感謝です!

 

ちなみに頂いた靴は、こんな感じです。Teva(テバ)の婦人ブーツで、新品を買うと$150くらいするらしいです。履き心地は、まるでスニーカーのように歩きやすく、なにも履いていないかのように軽く、今までのブーツの中で最高です。

もう一足の靴も、$50くらいで売っているのを見かけたことがあります。

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日本には、"Buy Nothing Project"はないみたいでとても残念です。

いつか、日本でも普及してくれたら良いなぁ、と思っています。